免疫療法

アレルゲン免疫療法とはアレルギー疾患の病因アレルゲンを
少量から徐々に増量して投与していくことによりアレルギー症状を緩和する治療法であり、
アレルギー疾患の自然経過を改善させ、根治が可能な治療法と考えられています。
施行法としては、注射による皮下免疫療法と舌下投与による舌下免疫療法などがあります。



皮下免疫療法

100年以上の歴史がある治療で増量期にはアレルゲンを週に2回皮下注射し、
維持期になると月に1回皮下注射を行い、5年位をめどに治療を行います。
注射のため毎回医療機関の受診が必要で注射に痛みを伴う事、
100万回に1回程度の致死的なアナフィラキシーショックの可能性があることなどから
専門医の限られた施設でしか施行されておりません。
また投与した3割程度の患者は症状が改善しないといわれており、
事前に予測することが今の所不可能なことが課題です。



舌下免疫療法

最近欧米などで施行されてきている新しい免疫療法で、
自宅で投与が可能なため2週間または月に1回程度の受診で済み、
また、投与に伴う痛みもなく、アナフィラキシーショックの頻度も皮下投与よりも少ないと言われております。
2014年10月にスギ花粉の対する薬が発売され2015年11月よりダニに対する薬も発売されました。
しかし投与に際しては十分、副作用や投与法を理解していなければなりません。


<スギ花粉症の新しい治療 Windows Media>
(※動画の読み込みに少々お時間がかかることがあります)



ダニ舌下免疫療法

アレルギー性鼻炎の原因としてハウスダスト、ダニは最も多くみられます。
日本では2015年11月にアシテアが、2015年12月にミティキュアがそれぞれ発売になりました。
投与スケジュールは若干異なりますが、維持期には毎日同じ量を服用し5年をめどに継続する必要があります。